アートとデザインの違い
みなさんは「アート」と「デザイン」の違いを考えたことがありますか?
どちらもビジュアルを作り出すという面で混合されるケースが多いのですが、
デジタル大辞泉によると、
「アート」
・ 芸術。美術。
「デザイン」
・建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。
・ 図案や模様を考案すること。また、そのもの。
・ 目的をもって具体的に立案・設計すること。
わかりやすくまとめると、
「アート」は「問題提起」、「デザイン」は「問題解決」
ということになります。
「アート」の「問題提起」とは
自分の感情、社会に対しての疑問や問題を作品として表現したもので、表現に制限はありません。
そのため、アーティストの作品を見てすべての人が同じ感想を抱くわけではなく
見た人によって捉え方が変わるのが「アート」の特徴です。
「デザイン」の「問題解決」とは
他人の想いを目に見える形で表現したもので、
デザインに込められた想いをみんなが理解することが出来ることが前提になっています。
例えば、商業施設や公共機関のトイレに掲示されている「男性用」「女性用」を表すピクトグラム。
最近はおしゃれにデザインされたものや、男女の色分けがなくなり多様化が進んだものも多くみられます。
しかし、おしゃれにデザインされすぎた斬新なマークは、
分かりづらく一瞬どっちに入っていいか、一度立ち止まって迷うこともあります。
挙句の果てには、分かりやすく「男性用」「女性用」とテプラが貼られてしまうケースも。
これではおしゃれにデザインされたマークは、
もはや「デザイン」ではなく「アート」の域に達していることになります。
繰り返しになりますが、「デザイン」とは「問題解決」。
ここでの問題は、「男性用」「女性用」のトイレを示すマークを
迷わすためにデザインをするのではなく、万人に分かりやすく伝えるということ。
それを解決するためにはどのようにデザインしたらよいか考えることが大切です。
まとめ
「アート」と「デザイン」は似て非なるもの。
リーセンドでは、お客様の「想いを形に」をモットーにデザイン業務をしております。
チラシやWEBのデザインをお任せいただく際には
なぜチラシやWEBを制作したいのかという「想い」をお聞かせください。
みなさまに寄り添い、問題解決をするデザインをご提案いたします!