助成金と補助金。
この二つにどのような違いがあるかご存知ですか?
一見すると類似しているように思えるかもしれませんが、支援分野や金額、難易度などに大きく違いがあります。
今回は助成金と補助金の違いと注意点についてご紹介します。
助成金とは?
提供:厚生労働省
財源:雇用保険料
難易度:基準を満たしていれば受給できる可能性が高い
支援分野:雇用増加、雇用環境の改善・能力開発
金額:少額
公募期間:通年
諸経費の適応範囲:賃金、規則や契約書作成・締結に関する費用、外部講師への謝金のような教育訓練に関する費用、生産性向上のための機械設備費など
流れ:
補助金とは?
提供:経済産業省や地方自治体
財源:税金
難易度:予算により上限を設定されていることもあり、受給できない場合も
支援分野:技術開発・新規事業・起業促進
金額:少額〜数千万円以上のものまで
公募期間:特定の時期で1週間〜1ヶ月ほど
諸経費の適用範囲:実施の際にかかった経費の一部を補助。具体的には、広告宣伝費や機械設備費、人件費、外注費など
流れ:
助成金が受給されない例
①書類に不備があった。
例)労務管理不足により、タイムカードなどの各種の記録に矛盾が生じていた。
チェックポイント
☑︎助成金の受給に必要な書類を整備
☑︎労働局に提出
☑︎必要書類は保管、提出を求められた場合には速やかに応じる
②従業員を解雇してしまった。
助成金には従業員の解雇がないことが支給の要件に入っているものもあります。
③申請期限を過ぎてしまった。
たとえ要件をすべて満たしていても期限を過ぎてしまうと申請はできません。
また、郵送での申請の場合、書類は期日必着なので注意が必要です。
書類に不備があった場合には返却されることもあり、再提出に間に合わなくなってしまうので余裕を持って提出しましょう。
まとめ
補助金と助成金の違いに留意することは、正しい支援策を選択するために重要です。
両方の側面を理解し、効果的に活用することで、社会的な変革や創造的なプロジェクトを成功させる道を拓いていきましょう。